2月14日。中学一年生の事。
当時は3年生の先輩と付き合っていて、先輩は受験勉強の合間に部活に出ていた。
俺はその日、先輩が部活に出ているという話を聞いて校内を探し回っていた。
一時間程探し回ってたその時、後ろから「オイ!」と呼ばれたので振り返ると、何かが顔に当たって視界が真っ赤になった。
ヤバい。なんか恨みでも買って、投げつけられたか。とか思ったが、血は出てなく、足元にはお菓子の箱。ポッキーが落ちていた。
飛んできた方を向くと先輩がいた。先輩は指を俺の足元に指して、「それ」とだけ言って体育館の方に行ってしまった。
ここまでは、何人かに言った話。

続き。

1週間後、先輩が教室まで来て丁寧な包装をした箱を渡してきた。
中身はチョコレートケーキ。
嬉しかった。
…嬉しかったが、俺は当時からチョコレートケーキが苦手だった。
俺がチョコレートケーキが苦手なのを知ってて渡してくる。
そんな人が俺の初恋の相手だった。


ストライクさん始まりの流れで俺も書こうかなとか思ってたんですけど、記憶を思い出すうちになんか初恋話になりそうで、書くとあまりにも自分が痛々しいので本格的に聞きたいのならば、酒を持ってきてね。

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